第88回 選手権大会 鹿児島県予選

 準決勝 第2試合 (2006年 7月20日)

川内 対 鹿児島工 

投手
川 内 迫田
鹿児島工 × 榎下,下茂
川内 35 11 11 10 川畑,中西
鹿工 27 今吉 蒔元,鮫島

 【試合時間】 2時間10分

 試合経過  (独自の記録であり公式記録と異なるところがあるかもしれません)

川 内
末田 G A/
四 球
U
一邪飛
U
遊ゴロ
T
三 犠

中前安
益山 C V
三犠
B/
三ゴ失

中前安
U
三 振

右前安
中西 H T
三 振

中前安
V
三 振
−/
左越2
T
中 飛
D U
三 振
V
遊ゴロ
−−−
左越本

敬四球
U
中 飛
田中 B
二ゴロ
T
三 直
T
三 振
V
三 振
V
三 振
迫田 @ T
二ゴロ
U
三 振
F-U
二内安
T
二ゴロ
森園 A U
遊ゴロ
V
三 振
→/
中前安
U
左前安
新増 E V
三 振
H@A
死 球
V
三 振
H@→
投バゴ
川畑 F T
遊ゴロ
T
捕 犠
−@B
右中2
@A-V
右前安

 〔投手交代〕 
 〔守備交代〕   

 【走塁死】 6回表 迫田(打7番中前安時,三塁で), 8回表 川畑(打2番中前安時,本塁で)

 

鹿工
宿利原 H AB/
四 球

四 球
T
二ゴロ
B→→
右前安
藤井 C T
投 犠
V
右 飛
U
遊ゴロ
U
左犠飛
蒔元 F U
中 飛
T
遊ゴロ
V
中 飛
C→
左中2
鮫島 A V
中 飛
U
三ゴ失
T
右 飛
−/
中越2
今吉 D −−−
左越本
V
遊ゴ併

右前安
V
右 飛
内村 G FGH
中前安
F/
中前安
U
中 飛
T
三 振
新川
北園

 
B
T
投 犠
 
T
投 犠
 
V
二ゴロ
 
U
右 飛
 
榎下
今吉晃
白尾
下茂


 
@


@/
右前安
 
 
 
U
三ゴロ
 
 
 
 
H@A
右前安
代走
 
 
 
 
V
遊ゴロ
和田 E U
中犠飛
V
左 飛
T
一 犠

 〔投手交代〕 8回表 下茂
 〔守備交代〕 8回表(投)下茂, 9回表(一)北園

 

投手 打者
川 内 迫田 35
鹿児島工 榎下
下茂


32


10

 【試合経過・私的感想】
ともに力が拮抗し,中盤以降は勝負の行方が分からず,目が離せない大接戦であった。
1回表,川内は無死一二塁の好機に3・4番が連続三振。鹿児島工先発榎下投手が踏ん張る。
2回裏,鹿児島工はいきなり先頭の今吉健選手が低目をすくって左翼席へ本塁打
     その後も犠飛で追加点。鹿児島工2点をリードする。
5回表,川内は無死の走者をきっちり進塁させ,益山選手の適時打で1点を返す。
6回表,川内は主砲4番の落選手が高々と左翼席に運び同点本塁打。流れは川内へ。
7回表,川内は勝ち越しの好機。これまで勝負どころでは力投し三振を取ってきた榎下投手であったが,
     3番中西選手が左越にきれいに運んで勝ち越し。さらに4番落選手を迎え,鹿児島工は敬遠。
     これが成功し,次打者を三振に抑え,1点差にとどめる。
7回裏,勝ち越された鹿児島工は,今大会4打数4安打代打10割の今吉晃選手を送り,右前安で出塁。
     犠打のあと,1番宿利原選手が右前安を放つが,二走は三塁ストップ。
     一死三塁で2番藤井選手がセーフティースクイズファールの後,左翼へ犠牲飛球で同点。
     さらに二死一塁でエンドラン。3番蒔元選手が左中間に落とし,中継のもたつきもあり一気に生還。
     逆転後,4番鮫島選手が中越二塁打でさらに加点し5対3とする。
8回表,川内は,継投した左腕下茂投手を攻め,二死一二塁から1番末田選手の中前安で1点差にせまる。
     さらに2番益山選手が強い打球で一二塁間をやぶり右前安。
     二走一気に本塁を狙うが,右翼手宿利原選手の好返球により本塁直前でアウト。同点ならず。
8回裏,これまで鹿児島工の強力打線相手に力投してきた2年生左腕迫田投手が三者凡退に討ち取る。
9回表,川内は打順よく,3番中西選手から。打球は大きなあたりで中堅を襲うがフェンス前で取られる。
     本塁打を打った4番落選手も中堅へ大飛球。しかしこれもフェンス前で取られ二死。
     最後の打者も三振に討ち取り,辛くも鹿児島工は決勝進出を勝ち取る。
これまでシード校を本塁打で撃破してきた川内。この試合も落選手の本塁打であわや再現と思えたが,
健闘及ばず,惜しくも第3シード校鹿児島工に敗れる。しかし,今大会の川内の活躍は見事であった。
川内の左腕迫田投手,森園捕手の2年生バッテリーは,来年度も楽しみな存在だ。
鹿児島工は,苦しみながらも準々決勝同様,接戦をものにし,初出場に向けて決勝戦にのぞむ。